猫の尿トラブルについて

こんにちは、はた動物病院愛玩動物看護師の岸です。

病院のブログということで今日は愛猫の1匹パニール(パニちゃん)のお話を書きます!

12月のある朝、パニちゃんはトイレの周りでウロウロ、何度もトイレへ入って排尿ポーズをとりますが定まらず、砂をかきかき…大きな声で鳴いて何かを訴えています。

様子をよく観察していると、どうやらおしっこが出づらく居心地が悪いみたいで、思い返すと昨夜、カーペットや愛犬のベッドに粗相をしていました。

これらの行動は猫ちゃんからの大切なサインです。尿が出てないとなると一大事ですので急いで病院へ行き先生に診てもらいました。

エコーで膀胱を診るとなにか白いもやもや…採尿し尿沈渣を顕微鏡でのぞくとそこにはたくさんの結晶がありました。

皆さん、尿石症はご存じでしょうか?

体質や食事の影響で腎臓、膀胱、尿管のどこかに結石ができてしまっている疾患で結石にも種類があります

パニちゃんの場合エコーで膀胱に白いもやもやがあったことから膀胱に石ができていて、そして沈査から見た石の形や、尿試験紙で行った結果から石の成分はストルバイト結石だということがわかりました。

ストルバイト結石は石自体が消えて一般食に戻すと再発してしまうので、今後は療法食一択です。

はじめは療法食を食べてくれるか心配でしたがパニちゃんはDr‛sさんのストルバイトケアをしっかり食べてくれています!

同居猫のご飯をこっそり食べないかも心配でしたが、ご飯の時間は隔離することで心配もなさそうです。

尿石症の猫ちゃんと一緒に暮らしている方の中には療法食を食べてもらえず苦戦している方もいらっしゃると思いますが、尿石症対応の缶詰やちゅーるがありますのでトッピングしてみたりして動物も飼い主さんもストレスを少なく過ごしましょう。悩んでいる方はぜひ来院のうえご相談ください。

簡単に尿石症と我が家のパニちゃんの話を綴るつもりでしたが、思ったよりも長くなってしましました。ここまで読んでくださりありがとうございました!

我が家にはほかに愛猫と愛犬がいますので今後また紹介ができたらいいなと思ってます。

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