猫ちゃんの腎臓病について

こんにちは、愛玩動物看護師の手塚です。

今回は、私の愛猫ココちゃんの身に起こった病気についてご説明したいと思います。

一昨年の3月末、急に元気が無くなり数粒ご飯を食べたかと思えばすぐに吐いてしまうようになりました。水を飲む量も急激に増えこれは何かおかしいと思い、先生に血液検査とエコーの検査してもらいました。

当時の血液検査で判明した腎臓の数値は健康な猫ちゃんの数値のおよそ3倍。また、エコー検査により右の腎臓が小さくなっていることが分かり、腎臓病と診断されました。

腎臓病がどのような病気かを簡単に説明すると、腎臓の機能が低下していき全身に様々な影響をあたえる病気です。また、腎不全になってしまった腎臓の機能は戻ることはありません。

腎臓の機能といえば不要になった毒素・老廃物をろ過したり、血液内の水分などを調節したり…など様々な機能があります。そのため、腎不全になってしまうと体の中に毒素・老廃物が溜まり続け、尿毒症という状態になります。尿毒症の症状はまさにココちゃんが経験したような強い吐き気水を飲む量の増加おしっこの量の増加元気がなくなる…などその他にも様々な症状があります。

ココちゃんの場合に当院が行った治療法は、毒素・老廃物を体外に排出させるために

(1)皮下点滴
(2)ご飯を腎臓用の病院食に変える
(3)投薬での治療


の3つです。
その後の経過はというと見事に回復し、数値も安定していてご飯ももりもり食べられるようになったため投薬での治療と腎臓用の病院食のみ続けています!

最後になりますが、お家のねこちゃんには水をよく飲んでおしっこの量が多くなるご飯を前より食べなくなった吐くことが増えたなどの症状はありますでしょうか?腎不全でなくともほかの病気が隠れている可能性があるため何かおかしいなと感じたら当院に受診いただければ幸いです。

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